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バーチャルオフィス

いちばん安いプランでは、登記できないことがある

最終データ確認

これから会社を作る方へ。バーチャルオフィスの住所を、本店として登記するつもりで読んでください。公式サイトの大きな字で出ている月額が、登記には使えないことがあります。当サイトに載せている12社のうち、4社がこれに当たりました。

差は月440円から1,160円です。 1年では5,280円から13,920円になります(当サイトの計算)

法人登記とは、会社の情報を法務局に申請して、登録してもらう手続きのことです。 届け出ではなく、申請です。 登録される中身は、住所だけではありません。 会社の名前や事業の目的、資本金、役員なども登録されます。

ここで「登記」と書いているのは、そのうち本店の住所の部分だけです。 その住所を登記に使えるかどうかは、貸す側がプランごとに決めています。 これは、契約のうえで使ってよいという意味です。 法務局がそのまま受け付けると、貸す側が保証しているわけではありません。

先に、数え方を書いておきます

この記事が比べているのは、次の2つです。

  • その社のいちばん安いプランの月額
  • 登記に使えるプランのうち、いちばん安いものの月額

この2つが違う社を「4社」と数えました。同じ社が「8社」です。

税抜と税込を並べているだけの社は、数に入れていません(アントレサロン) 同じプランの書き方が2通りあるだけで、プランの違いではないからです。

「いちばん目立つ月額」ではなく「いちばん安い月額」で数えています。 どこが目立つかは、見る画面や端末で変わってしまうからです。

4社は「いちばん安いプランでは登記できない」と公式に書いています

差が大きい順に並べます。金額はすべて税込です。

METSバーチャルオフィス ── 月1,160円の差。

下の3つのプランには「法人登記不可」と公式に書かれています。 ライト270円〜、ネットショップ550円、そしてビジネス1,100円〜です。 ライトとビジネスの欄には「登記が不要な法人活動拠点」とも書かれています。

登記に使えるのは、ビジネス+(1,430円〜)からです。 このプランには申込の条件が付いていません。

GMOオフィスサポート ── 月990円の差。

公式の料金表は、プランごとに○×が出ています。 転送なしプラン(660円)には「法人登記×/郵便物受取×」 月1転送プラン(1,650円)には「法人登記○/郵便物受取○」と出ています。

NAWABARI ── 月550円の差。

法人登記に×が付くのは、ネットショップ運営プラン(1,100円)です。 ○が付くのは、ビジネスプラン以上になります。 ビジネスプランは年間契約で1,650円、月契約なら3,300円。

レゾナンス ── 月440円の差。

ネットショップ住所貸しプラン(550円)は、登記に使えません。 使えるのは、バーチャルオフィスコース(990円)からです。 550円のほうは R-INNOVATION銀座店の住所で、こう書かれています。

「※事業内容がネットショップ(物販)以外の方はお申込みできません」

ネットショップ以外の事業だと、そもそも選べないプランです。

レゾナンスだけは、見せ方が正直です。 公式のいちばん目立つ表示が「月額990円〜 法人登記OK」になっています。 安いほうを登記できるかのようには見せていません。 4社のなかでは、読み違えにくい書き方です。

4社とも、どのプランで登記できるかを公式にきちんと書いています。 隠しているわけではありません。 ただ、大きな字の月額だけを見ると、1段安く見積もることになります。

1年で数えると、こうなります

月額の差は小さく見えるでしょう。1年分に直すと、印象が変わります。

METSは、公式が「12か月一括の初期費用例」を出しています。 内訳は利用料12か月分と、入会金3,850円です。

  • ライト … 7,090円(登記不可)
  • ビジネス+ … 21,010円。取り消し線が引かれ、その横に 12,430円〜 とあります

GMOは入会金も保証料も0円です。月額×12で数えられます(当サイトの計算)

  • 転送なし … 7,920円(登記不可)
  • 月1転送 … 19,800円

NAWABARIは、公式が年間契約の一括額を出しています。 入会金はいまキャンペーンで0円です。

  • ネットショップ運営 … 13,200円(登記不可)
  • ビジネスプラン … 19,800円

レゾナンスは月額×12で数えました(当サイトの計算) ほかに入会金とデポジットがかかります。

  • ネットショップ住所貸し … 6,600円(登記不可)
  • バーチャルオフィスコース … 11,880円

METSは、いま申し込むと額が変わります

キャンペーンの期間と条件が、公式に書かれています。 「キャンペーン期間 2026年7月21日~10月31日のお申込み完了分まで」 対象は「ビジネス、ビジネスプラス(全て12ヶ月一括払い)」です。 割引は「3ヶ月分(ビジネス)、6ヶ月分(ビジネスプラス)」と書かれています。

読むところは2つです。 10月31日の申し込み完了分まで、であること。 もう1つは、12か月一括払いだけが対象という点。 毎月払いを選ぶと、この割引は付きません。

当サイトの表に載せているのは、割引前の通常の額です。

「これから会社を作る個人」には、METSに別のプランがあります

この記事を読んでいる方には、ここが効きます。 METSには「会社設立サポート」という別のプラン。 月額は0〜770円で、これも登記に使えます。 ビジネス+(1,430円〜)の半額以下です。

ただし、申し込める人が限られます。公式の条件はこうです。

  • 対象は「12か月以内に法人化する個人」
  • 12か月限定。期間が終わると「ビジネスプラス 月一転送コミ」へ自動で移ります

すでに法人の方や、1年以内に法人化しない方は選べません。 そのため当サイトは、比べる基準をビジネス+の1,430円に置いています。 「いちばん安いのは0円です」と先頭に置くと、大半の方の期待が外れるからです。

1年分で見ると、順番が入れ替わります。 公式の初期費用例(12か月一括)は、会社設立サポートが13,090円です。 ビジネス+は割引後で12,430円〜でした。 キャンペーンが続いているあいだは、ビジネス+のほうが1年目は安くなります。

月額が0円になるか770円になるかの分かれ目は、公式に書かれていません。 書いてあるのは「法人設立日までフリーレント(最大12か月)だけです。 フリーレントとは、一定の期間だけ利用料が無料になる仕組みのことです。 申し込む前に、公式に直接お確かめください。

残る8社は、いちばん安いプランのまま登記できます

登記に使える月額の安い順です。

  • 京都朱雀スタジオ:0円/月(適用条件は公式で確認を)副業・起業支援プラン。0円になる条件は公式に書かれていません。別に月500円(税別)のプランもあります
  • DMMバーチャルオフィス:660円/月(年契約)ミニマムプラン。両方のプランで登記できると公式に記載
  • バーチャルオフィス1:880円/月(年契約)年間契約で一括10,560円。別に郵送費。プランは1本です
  • ユナイテッドオフィス:2,310円/月(12ヶ月前納)メールボックスプラン。「法人登記無料」の表記
  • アントレサロン:4,180円/月。税込の額。登記の追加料金は0円と公式に記載
  • Karigo:4,700円/月〜。ホワイトプラン。公式FAQに「全店舗、登記にご利用可能な住所となっております」
  • ナレッジソサエティ:4,950円/月。バーチャルオフィスメンバー。「基本料金内で法人登記が可能」と公式に記載
  • ワンストップビジネスセンター:5,280円/月。エコノミープラン。全プランで登記できると公式に記載

Karigoと京都朱雀スタジオは、店舗によって料金が変わります。 アントレサロンの3,800円と4,180円は、同じプランの税抜と税込です。 プランの違いではないので、4社には数えていません。

月額のほかに、最初にかかるお金があります

月額だけで並べると、順番が変わることがあります。 契約のときに一度だけ払うお金があるからです。

入会金は、たいてい戻りません。12社の額は、こうなっています。

  • 0円 … GMOオフィスサポート、アントレサロン
  • 0円(キャンペーン中) … NAWABARI(通常5,500円)レゾナンス(通常5,500円)
  • 3,850円 … METSバーチャルオフィス
  • 5,500円 … DMMバーチャルオフィス、バーチャルオフィス1、ユナイテッドオフィス、Karigo
  • 10,780円 … ワンストップビジネスセンター
  • 16,500円 … ナレッジソサエティ
  • 公式に記載なし … 京都朱雀スタジオ

この5,500円には、社ごとに但し書きがあります。 バーチャルオフィス1は初年度のみです。 ユナイテッドオフィスは「初回登録料」Karigoは「5,500円〜」の表記。 Karigoのブルー・オレンジは7,300円〜になります。

NAWABARIとレゾナンスの0円は、キャンペーンによるものです。 終了の時期は、申し込む前に公式でお確かめください。 レゾナンスの0円には条件も付きます。 公式の注記は「※郵便物週1回転送プランご契約のお客様に限ります」

ユナイテッドオフィスの初回登録料にも、次の注記。 「※学生、2社目の方は無料とさせていただきます。

ワンストップビジネスセンターには「起業家応援パック」という区分があります。 対象は20代以下の方と女性の方、それに55歳以上の方や障害者手帳をお持ちの方です。 この区分は初期費用が無料と公式に記載されています。

ただし、これらの割引は銀行振込の1年一括払いが前提です。 クレジットカード払いは対象外と公式に書かれています。

入会金が戻る場合を、公式に書いている社が2社あります

ワンストップビジネスセンターの「30日間完全返金保証制度」を見ましょう。 公式の記載は、こうです。 「バーチャルオフィスの全プランで、30日間完全返金保証制度が適用されます。 「サービス開始から30日以内であれば、初期費用や月額利用料などお支払いいただきました全額をご返金いたします。

同じ欄に注記があります。 「※お客様のご都合による解約(誤申込・利用不要など)は、返金保証の対象外です。

ナレッジソサエティにも、条件つきの返金の記載がありました。次の節で書きます。

保証金・デポジットは、預けておくお金です

入会金と違い、戻ることがあります。12社の扱いは4つに分かれました。

  • 精算後の残額が戻ると公式に記載 … ユナイテッドオフィス(郵便デポジット5,000円以上。12ヶ月前納は10,000円)レゾナンス(1,000円〜)
  • 条件つきで戻ると公式に記載 … ナレッジソサエティ(保証金30,000円)
  • そもそも預けない(0円と公式に記載) … GMO、DMM、METS、NAWABARI、アントレサロンの5社。GMOの欄は「保証料0円」アントレサロンの欄は「入会金・敷金礼金0円」の表記です
  • 確認した公式ページに記載がない … バーチャルオフィス1、ワンストップビジネスセンター、Karigo、京都朱雀スタジオ

ユナイテッドオフィスは「退会時にデポジットは精算のうえ、ご返金致します。と書いています。 全額ではありません。使った郵送費などを引いた残りが戻る形です。

ナレッジソサエティの30,000円は、退会すればいつでも戻るお金ではありません。 公式の「法人口座開設保証制度」の欄に、こう書かれています。 「法人口座が開設できなかったことを理由にサービスを退会される場合は、入会金・保証金・2ヶ月分の基本料金を返金いたします。

同じ欄に「条件がありますので詳しくは見学時にお問い合わせください。ともあります。 では、それ以外の理由で退会したときはどうか。 確認した公式ページに、記載はありませんでした。

同じページに、この制度の実績も公式に出ています。 見出しは「開設できなければ返金 法人口座開設保証制度 ただし返金事例なし」です。 実績の欄を、原文のまま引きます。 「法人口座開設保証制度での返金事例 2018年10月〜20204月まで実績 0 %」

「20204月」は、公式ページの表記のままです。年月として読めません。 仮に2020年4月までの集計なら、いまから6年前までの数字です。 制度はありますが、返金された割合は公式の表示で0%です。

GMOは、料金の改定を公式に予告しています

GMOオフィスサポートの料金ページに「料金の改定を予定しております」の案内。 お知らせのページには、改定前と改定後の額が並んでいます。 基本プランの月額は、変更時期が【2027年1月上旬予定】です。

  • 転送なしプラン … 660円 → 990円
  • 月1転送プラン … 1,650円 → 2,530円
  • 隔週転送プラン … 2,200円 → 2,750円
  • 週1転送プラン … 2,750円 → 2,970円

登記に使える月1転送プランは、880円上がることになります。 入会金と保証金は「変更なし」(どちらも0円) GMOは料金表では「保証料」改定のお知らせでは「保証金」と書いています。 どちらも0円です。

郵便物の転送料金は、2026年9月16日に変わりました。 150g以下の定期転送は、0円/通から330円/回になりました。 不在票通知は、220円/通から無料になりました。

月額の改定は【2027年1月上旬予定】です。予定なので、日が変わることもあります。 当サイトの表の月額は、いまの額(改定前)です。

自分の場合に見るところは3つ

  1. 登記に使うのかどうか。使わないなら、いちばん安いプランで足りることがあります
  2. 郵便物が届くか。登記した住所には、法務局や税務署からの郵便が届くことがあります。GMOの転送なしプランのように、郵便物を受け取れないプランがあります
  3. 1年分で数える。月額に12を掛けて、入会金を足してください。保証金は別に数えます

いちばん先に決めるのは、1番です。 登記に使うかどうかで、見るべきプランが変わります。 ここを決めないまま月額だけを比べる。 すると、比べているものが社ごとに違うことになります。

この記事の数字について

金額と条件は、すべて各社の公式ページに書かれていた記載です。 当サイトが計算した箇所には「当サイトの計算」と書いています。 12社の公式ページは、2026年9月24日に取得して確かめました。

料金と条件は変わります。申し込む前に、公式ページでお確かめください。 当サイトから申し込むことはできません。

当サイトには、広告としてお付き合いのある事業者が含まれます。 掲載するかどうか、載せる数値、条件の書き方は、広告の有無で変えていません。

いま開いているそのページの月額は、登記に使えるプランのものでしたか。

見に行った公式ページ(2026年9月24日 確認)