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補助金

公募要領の読み方 ── 最初に見る6か

国の補助金を、はじめて自分で調べる方へ。

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公募要領は31ページから49ページありました。最初に見る場所は6か所です。ここで外れていれば、それ以上読む前に分かります。募集中の4本を開いて、見る順に並べました。

補助金の公式ページを開くと、「公募要領」という文書が置いてあります。制度の中身は、ここに書いてあります。

ただ、長いです。今回、募集中の公募要領を4本開きました。31ページから49ページありました。

最初に見る場所は6か所です。ここでは、その順に並べました。ここで自社が外れていれば、それ以上読む前に分かります。

出すと決めたら、公募要領は全部読みます。6か所で足りるのは、出すかどうかを決めるまでです。公募要領自身が、冒頭でこう書いています。

応募申請手続きの前に必ず本公募要領をよくお読みください。
「P.2 注意事項」「P.27 補助事業者の義務(採択後に遵守すべき事項)」につきましては、熟読のうえ申請願います。

別紙の「よくあるご質問」もあります。同じ公募要領の注意事項です。

本公募要領と併せて、別紙「申請時によくあるご質問」を必ず確認の上、応募してください。

載せた文は、公募要領と公式ページに書いてあるままです。

どの制度に出せるかは、この記事では判断しません。読む場所だけを並べます。

先に目次を開く。節の名前は制度ごとに違う

公募要領には目次が付いています。まず、そこを見てください。

節の名前は、制度ごとに違います。開いた4本のうち、「補助対象者」という名前の節があったのは2本でした。

  • 酒類業振興支援事業費補助金は「3 補助対象者」
  • 小規模事業者持続化補助金(一般型 災害支援枠)「2.補助対象者」
  • 小規模事業者持続化補助金(共同・協業型)「4.応募資格・申請要件」
  • データセンター脱炭素化設備導入支援事業は「Ⅱ 補助対象となる事業」の中の「3 補助事業の応募者」

同じ言葉で探すと、見つからないことがあります。目次を上から読んで、意味の近い節を選んでください。

1 まず、自社が対象かを見る

ここで自社が外れていれば、それ以上読む前に分かります。

小規模事業者持続化補助金(一般型 災害支援枠)は、こう書いています。

本補助金の補助対象者は、(1)から(6)に掲げる要件をいずれも満たす日本国内に所在する小規模事業者(日本国内に居住する個人、又は日本国内に本店を有する法人)等であることとします。

「いずれも満たす」です。1つでも外れると、対象になりません。

「小規模事業者」の数え方も、同じ公募要領に書いてあります。

商業・サービス業(宿泊業・娯楽業除く) 常時使用する従業員の数 5人以下
サービス業のうち宿泊業・娯楽業 常時使用する従業員の数 20人以下
製造業その他 常時使用する従業員の数 20人以下

従業員が20名以下でも、業種によっては5人以下が線です。自社がどの区分に入るかは、同じ節に考え方が書いてあります。

対象の節だけ読んで安心しないでください。この公募要領には「3.補助対象外となる事業者」という節が、別に立っています。

2 締切は、時刻まで見る

締切は日付だけではありません。時刻まで書いてあります。

小規模事業者持続化補助金(一般型 災害支援枠)の10次公募は、こうです。

申請受付締切:令和8年10月16日(金)
[郵送:締切日当日消印有効、電子申請:締切日17:00]

酒類業振興支援事業費補助金は12時です。

【第4期】 令和8年7月27日(月)~令和8年9月9日(水)12:00まで

17時とは限りません。制度ごとに確かめてください。

先に来る別の締切もあります。上の持続化補助金で要るのは、商工会や商工会議所が出す書類です。その受付は、申請の締切より7日早く閉まります。

支援機関確認書(様式3)発行の受付締切:令和8年10月9日(金)
※ 支援機関確認書(様式3)について、受付締切以降の発行依頼は、いかなる理由があってもできません。

3 補助率と上限額は、両方を見る

補助金の額は、対象になった経費に補助率を掛けた額です。小規模事業者持続化補助金(一般型 災害支援枠)は、こう書いています。

また、補助金の額は、補助対象経費の合計額に補助率を乗じて得た額の合計額となります。

補助率は、枠ごとに決まっています。上の災害支援枠は3分の2です。同じ公募要領の表です。

補助率 補助対象経費の3分の2以内
申請者のうち、以下の要件をすべて満たす場合は定額
補助上限額 200万円(自社の事業用資産に損壊等の直接的な被害があった事業者)

「定額」も、同じ表にあります。こちらは要件を5つとも満たす事業者だけが対象です。要件は、表のすぐ下に並んでいます。

補助率が3分の2なら、残りは自社の負担です。定額に当たるかどうかで、負担する額が変わります。自社がどちらかは、要件を1つずつ当てて確かめてください。

補助率は1つとは限りません。酒類業振興支援事業費補助金は、枠と規模で分かれています。

新市場開拓支援枠における補助率は、小規模事業者(※)は3分の2、その他の事業者は2分の1です。
※ 常勤従業員数が20人以下(卸売業・小売業では5人以下)の法人又は個人をいいます。

どちらの場合も、上限額があります。上の災害支援枠は200万円です。補助率で計算した額が上限を超えれば、そこで止まります。

お金が入るのは、使ったあとです。同じ持続化補助金の公募要領に、こう書いてあります。

補助事業遂行の際には自己負担が必要となり、補助金は後払いです。

先に自分で払う必要があります。手元の資金で足りるかどうかを、ここで見ておいてください。

4 使える経費は、一覧で決まっている

何に使えるかは、公募要領の一覧で決まっています。一覧に無いものは対象外です。

酒類業振興支援事業費補助金は、17の区分を並べています。そのあとの一文です。

※ 上記以外は補助対象経費として認められません。

区分に入っていても、条件が付きます。小規模事業者持続化補助金(一般型 災害支援枠)は3つ挙げています。

① 使用目的が本事業の遂行に必要なものと明確に特定できる経費
② 交付決定日以降に発生し対象期間中に支払が完了した経費
③ 証拠資料等によって支払金額が確認できる経費

金額の裏づけも必要です。同じ公募要領に、こう書いてあります。

採択発表後交付決定までに、経費の価格の妥当性を証明できる見積書等(相見積含む)の提出が必要です。

5 申請の前に、要る準備を知る

いまの国の補助金は、電子申請が中心です。酒類業振興支援事業費補助金は、こう書いています。

申請はJグランツのみで受け付けます。
また、本補助金の申請にはGビズIDプライムアカウントの取得が必要です。

GビズIDは、行政の手続きに使う共通のIDです。持っていなければ、先に取ります。

発行には日数がかかります。同じ公募要領の注記です。

※ GビズIDプライムアカウントの発行には、書類郵送申請の場合、1~2週間程度の期間を要しますのでご注意ください。
※ GビズIDプライムアカウント発行が遅れたことなどによる申請期限の猶予は認めません。

GビズIDの公式ページは、いま別の日数を出しています。2026年7月9日付のお知らせです(2026年9月6日に確認)

書類申請の審査期間が従来の最大2週間から最大1か月に変更されました。

書類申請なら、1か月かかる前提で見てください。申請の締切の1か月前には、手続きを終えておくほうが安全です。

取り方は2つあります。GビズIDの公式ページには、こう書いてあります。

GビズIDプライムでは、事業区分・マイナンバーカードの保有状況等により、オンライン申請と書類申請の、2つの申請方法をご用意しております。

すでに持っている方は、期限も見てください。

GビズIDプライムおよびメンバーアカウントには有効期限があります。有効期間はアカウント発行日から2年3か月です。

この有効期限は、2026年7月9日に設けられました。それより前に取ったアカウントは、起算日が違います。GビズIDの有効期限のページに、こう書いてあります。

アカウント発行日によって有効期間の起算日が異なります。
有効期限の導入日以前に発行されたアカウント:有効期限の導入日より2年3か月間(2028年10月ごろまで)有効
有効期限の導入日以降に発行されたアカウント:アカウント発行日より2年3か月間有効

6 採択のあとに、もう一つの決定がある

採択されても、その日から使えるわけではありません。採択と交付決定は別のものです。

小規模事業者持続化補助金(共同・協業型)は、こう書いています。

補助金の対象となる経費の発注・契約・支出行為は、交付決定日以降から可能となる。「採択通知書」を受領していても、交付決定日前の発注・契約・支出行為は、補助対象外となることに留意する。

酒類業振興支援事業費補助金も同じです。

補助金の交付決定を通知する前において、発注等を行った経費については、補助金交付対象とはなりません。

急いで先に発注すると、その分が対象から外れます。これが原則です。

ただし、特例を置いている制度もあります。小規模事業者持続化補助金の災害支援枠が、その一つです。被災した日までさかのぼる場合を、同じ公募要領に書いています。

※今回の公募においては、特例として、令和6年能登半島地震等により被災した日以降、交付決定前に行われた事業により発生した経費について、適正と認められる場合には遡って補助対象経費として認めます。【上記②の特例】ただし、写真や書類等による確認が可能であって、適正と認められるものに限ります。

特例は制度ごとに違います。自社が出す制度の公募要領で、確かめてください。

事業が終わったあとにも、出す書類があります。実績報告です。小規模事業者持続化補助金(一般型 災害支援枠)には、期限が書いてあります。

事業を完了(補助対象経費の支払いまで含みます)した後30日を経過する日、又は令和10年11月10日(金)(郵便:締切当日消印有効、電子申請:締切日17:00)のいずれか早い日までに実績報告書(実施事業内容および経費内容を取りまとめ)を提出しなければなりません。

公募要領は、募集の途中で書き換わる

今回開いた小規模事業者持続化補助金(一般型 災害支援枠)は第11版でした。共同・協業型は第6版です。酒類業振興支援事業費補助金には、改訂履歴の表が付いていました。

書き換わることは、公募要領にも書いてあります。一般型 災害支援枠の一文です。

本公募要領については、必要に応じて改定されることがあります。申請時には最新の補助金事務局ホームページからご確認ください。

手元に保存した版ではなく、公式ページの最新版で確かめてください。

分からないところは、聞ける

上の6か所を順に見れば、出せるかどうかの見当は付きます。出すと決めたら、公募要領は全部読みます。別紙の「よくあるご質問」も見てください。判断に迷うところは、公募要領の問い合わせ先に聞くのがいちばん確かです。どの公募要領にも、問い合わせ先の節があります。

このサイトは、募集中の制度と締切を並べているだけです。申請の代わりはしませんし、採択の見込みも申しません。

いま募集中の制度は、このページの最後のリンクから一覧で見られます。

候補の公募要領で、自社が対象かを書いた節は、何という名前でしたか。

出典(2026年9月6日に確認)

  • 国税庁「令和8年度酒類業振興支援事業費補助金 公募要領」全31ページ


https://www.jgrants-portal.go.jp/subsidy/a0WJ200000CDdQxMAL

  • 小規模事業者持続化補助金事務局「一般型 災害支援枠 10次公募 公募要領」第11版・全49ページ


https://r6.jizokukahojokin.info/noto/doc/r6_koubover11_noto10.pdf

  • 小規模事業者持続化補助金<共同・協業型>事務局「第3回公募 公募要領」第6版・全47ページ


https://r6.kyodokyogyohojokin.info/doc/r6_koubover6_kk3.pdf

  • 地域循環共生社会連携協会「データセンター脱炭素化設備導入支援事業 公募要領」三次公募・全39ページ


https://www.jgrants-portal.go.jp/subsidy/a0WJ200000CDeS9MAL

  • デジタル庁「GビズID」


https://gbiz-id.go.jp/top/

  • デジタル庁「GビズID アカウントの有効期限」


https://gbiz-id.go.jp/top/account_expiry/account_expiry.html

引用は原文のまま載せています。箇条書きの先頭に付いていた記号と、行の途中の余分な空白だけ落としました。

酒類業とデータセンターの公募要領は、Jグランツの公開APIで取得しました。出典:Jグランツ。コンテンツの内容は日本国政府及び自治体によって保証されたものではありません。